3B junior初の単独ライブ「3B junior 浅草大歌謡ショー」が8月14日、東京都・浅草公会堂で開催されました。
お盆真っ盛りの浅草で行われたこの日のライブでは、ライブ・イベント会場限定の両A面シングル「Fragile Stars / 勇気のシルエット」も発売開始。3B juniorにとっては記念すべき1日となりました。定刻の18時になると会場は暗転し、オープニングSE「SunLiVe」が流れ始めます。

するとステージの幕が開き、ステージには弧を描くように横一列に並んだメンバーの姿が。そのまま彼女たちは新曲「Stardust Fantasia」からライブをスタートさせました。水色を基調としたギンガムチェックの衣装を身に付けたメンバーは、ショーのオープニングにふさわしい新曲に乗せて、まるでバレエを思わせるような華麗なダンスを見せていきます。続く「なにがなんでも」では一変し、元気いっぱいな彼女たちの姿をアピール。そしてCDリリースされたばかりの代表曲「Fragile Stars」では完成度の増したパフォーマンスで、会場に集まったファンを沸かせました。

最初のMCでは、メンバーの奥澤レイナが「今日は花の金曜日なのに、そんな貴重な1日を私たちのために使ってくださって本当にありがとうございます！」と感謝の気持ちを伝えます。そして26名全員が1人ずつ自己紹介を行っていくのですが、中には大勢の観客を前に緊張してうまく喋れないメンバーの姿も。程よい緊張感の中、ライブはユニットコーナーへと移行していきます。

トップバッターの「はちみつロケット」は、オリジナル曲「恋メラ」やももクロのカバー「未来へススメ！」で場を盛り上げ、「私たち、ほぼ3カ月連続で毎週末、いろんなところでライブをやらせていただいてます。実は二代目『週末ヒロイン』を狙ってます！」と力強く宣言。さらに新曲「ギリギリサマー」を披露して、その存在感を強く提示しました。

2組目は市川優月、小島はな、中原咲耶の小学生3人が「冷凍みかん」を歌唱。初々しい彼女たちのパフォーマンスに続いては、栗本柚希、葉月智子からなるユニット「リーフシトロン」が「たんぽぽ」「ゆめかなエール」と、しっとりとした楽曲で会場をクールダウンさせていきます。また、うらん、市川優月、大平ひかる、小田垣陽菜、小島はな、斎藤夏鈴、鈴木萌花による新ユニット「マジェスティックセブン」はこの日が初お披露目。7人は「気分はSuper Girl」を元気いっぱいに歌い踊り、再び会場の熱気をヒートアップさせました。

5組目に登場したのは、今年1月の「ふじいとヨメの7日間戦争」でキングレコードからのメジャーデビューが発表されていた「キングレコード組(仮)」。内山あみ、椎名るか、高井千帆、内藤るな、平瀬美里の5人は白いジャケット＆スカートを着用して、爽やかな曲調のミディアムナンバー「歌いたいのうた」を初披露して観客を驚かせます。そして曲を歌い終えると先のメジャーデビューの件に触れ、当初は夏にデビューと謳っていたのに現時点では何もアナウンスがないことに対して「どうなってんの、宮本！」と叫ぶと、スクリーンにキングレコード「EVIL LINE RECORDS」のレーベルヘッド、宮本純乃介さんの映像が突如映し出されました。ここで宮本さんは「諸事情によりデビューが遅れている」「来年の新春にはデビューできるよう準備している」「『歌いたいのうた』の振付を、ももクロの振付師として知られる石川ゆみさんが担当している」ことを明かしました。

ユニットコーナー最後を飾るのは、ももクロの高城れにプロデュースによる「奥澤村」。彼女たちはももクロのカバー「労働讃歌」で会場を温めると、カレーを作る少女をテーマにした新曲「スパイス少女」をお披露目し、最後はタオルを頭上でグルグル回すパフォーマンスでおなじみの「HAPPY★LOOPER」で独自の世界観を展開しました。そして最後にメンバー全員がステージに集い、「七色のスターダスト」でライブ本編を終了させました。歌唱後は、小学生メンバーが時間の都合で最後まで出演できない可能性があるため、ここで小学生メンバー3人が先に挨拶をしてからステージを降りました。